『M&Nコイル』に関する2つの実験・研究結果が公表されました

北海道科学大学工学部建築学科 𠮷津研究室が昨年度に行った2つの実験・研究結果から、鉄筋コンクリートにM&Nコイルを採用したケースで、人通口の補強と重ね継手部の強度にどれくらい効果があるのかがわかりました。

『M&Nコイル』を使って人通口部分を補強した試験体の一例(2021年度 卒業論文「開口
(人通口)補強筋に螺旋型ひび割れ分散鋼線を用いた基礎梁の曲げ実験に関する研究」より)

人通口の補強については、2021年度 卒業論文「開口(人通口)補強筋に螺旋型ひび割れ分散鋼線を用いた基礎梁の曲げ実験に関する研究」によると、『M&Nコイル』を設置した基礎立上がり部分の人通口(600×400mm)を対象に曲げ性能向上について検証を行ったところ、開口の形状や開口補強筋量が異なっていても、曲げ性能が改善されることがわかりました。


『M&Nコイル』を重ね継手部に使った試験体の一例(2021年度 実験報告書
「重ね継手にスパイラルコイルを用いた強度に関する実験的研究」より)

重ね継手部の強度については、2021年度 実験報告書「重ね継手にスパイラルコイルを用いた強度に関する実験的研究」によると、直径3mmの鋼線を螺旋状に加工した補強鋼線(スパイラルコイル=M&Nコイル)を重ね継手部分の周辺に配置することによって、継手長さと引張荷重の相関関係がどのようになるかを調べたところ、長さ350mmのスパイラルコイルを重ね継手部に設置することによって、継手長さを鉄筋径の5倍以上低減できることがわかりました。

今回公表された2つの実験・研究結果については、それぞれ卒業論文・報告書のPDFファイルを「大学で確認された信頼できる性能」ページの「これまでの研究報告書・論文」からダウンロードしてご覧頂けます。

なお、𠮷津研究室では今年度、マンションなど壁式鉄筋コンクリート造のベランダ先端に旋型ひび割れ分散鋼線を設置することで曲げ性能を改善する実験を計画しています。


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