大学で確認された信頼できる性能

高い強度を大学との協同研究で確認

ひび割れ発生前の剛性は従来比4.34倍!
コンクリート拘束効果も!

北海道科学大学工学部建築学科・𠮷津研究室の研究結果より

『M&Nコイル』を使った試験体に8kNの荷重をかけた状態(𠮷津研究室の研究報告書より。以下同)

2018年度に行われた「せん断曲げ試験」で、『M&Nコイル』を使用した基礎梁は、従来の基礎梁と比べて曲げひび割れ発生時の剛性が高くなることが判明。2019年度には基礎梁に『M&Nコイル』を使った試験体と、従来型(主筋のみ)の試験体などを用いて性能試験を行ったところ、『M&Nコイル』を使った試験体は従来型の試験体より曲げひび割れ発生前までの平均初期剛性が4.34倍であることなどが分かりました。

試験体の主筋(D13)に3の『M&Nコイル』を取り付けた状態


これらの試験結果から、基礎梁の主筋上部に『M&Nコイル』を設置した基礎梁を主筋のみの基礎梁と比較した場合、かぶりコンクリートが拘束されることで曲げひび割れ発生時までの剛性が高く、コンクリート表面の歪み量も少なくなることからコンクリート表面全体に均等に引張力がかかることを確認。有害な大きいひび割れを抑える“ひび割れの分散効果“があることが明らかになっています。

せん断曲げ試験の結果では、『M&Nコイル』を設置した試験体は、ひび割れが発生するまでの曲げ剛性が3割近くアップすることもわかっています

※研究に関するお問い合わせは北海道科学大学工学部建築学科・吉津研究室までお願いいたします(TEL.011-688-7132)

これまでの研究報告書・論文

北海道科学大学工学部建築学科・𠮷津研究室で、これまで行われた『M&Nコイル』に関する研究の報告書・論文をダウンロードしてご覧頂けます。
曲げ強度以外にも重ね継手の強度や、アンカーボルト施工部分の剛性についての研究成果が報告されていますので、ぜひご覧下さい。

北海道科学大学工学部建築学科・𠮷津研究室 『M&Nコイル』関連の研究報告書・論文
2019年度実験報告書 曲げひび割れ分散鉄筋の性能に関する研究(6MB)
2019年 主筋に螺旋補強鋼線を配置した基礎梁の曲げ試験(その1 基礎実験)(4.2MB)
2020年度卒業論文 開口補強筋に螺旋型ひび割れ分散鋼線を用いた曲げ実験に関する研究(36.2MB)
2020年度卒業論文 螺旋補強鋼線で拘束した鉄筋の付着強度に関する研究(8.2MB)
小規模建築物の基礎に用いるアンカーボルト(M12)の埋込み長さに関する研究―実験報告書―(8.7MB)
2021年 基礎梁の換気口にスパイラルコイルを用いた曲げ実験に関する研究(基礎実験)(926KB)
2021年 基礎梁に用いるアンカーボルトの埋込み長さに関する研究(基礎実験)(646KB)
2021年度 卒業論文 開口(人通口)補強筋に螺旋型ひび割れ分散鋼線を用いた基礎梁の曲げ実験に関する研究(22.4MB)
2021年度 実験報告書 重ね継手にスパイラルコイルを用いた強度に関する実験的研究(11.6MB)
※クリックするとPDFファイルがダウンロードされます

マスコミに掲載されました

『M&Nコイル』の性能や採用メリット、採用事例などが住宅業界専門誌等で取り上げられました。

北海道住宅新聞2020年5月25日号掲載

北海道住宅新聞2019年12月25日号掲載