大学で確認された信頼できる性能
北海道科学大学工学部建築学科・𠮷津研究室の研究結果より
2018年度に行われた「せん断曲げ試験」で、『M&Nコイル』を使用した基礎梁は、従来の基礎梁と比べて曲げひび割れ発生時の剛性が高くなることが判明。2019年度には基礎梁に『M&Nコイル』を使った試験体と、従来型(主筋のみ)の試験体などを用いて性能試験を行ったところ、『M&Nコイル』を使った試験体は従来型の試験体より曲げひび割れ発生前までの平均初期剛性が4.34倍であることなどが分かりました。
これらの試験結果から、基礎梁の主筋上部に『M&Nコイル』を設置した基礎梁を主筋のみの基礎梁と比較した場合、かぶりコンクリートが拘束されることで曲げひび割れ発生時までの剛性が高く、コンクリート表面の歪み量も少なくなることからコンクリート表面全体に均等に引張力がかかることを確認。有害な大きいひび割れを抑える“ひび割れの分散効果“があることが明らかになっています。
※研究に関するお問い合わせは北海道科学大学工学部建築学科・吉津研究室までお願いいたします(TEL.011-688-7132)
北海道科学大学工学部建築学科・𠮷津研究室で、これまで行われた『M&Nコイル』に関する研究の報告書・論文をダウンロードしてご覧頂けます。
曲げ強度以外にも重ね継手の強度や、アンカーボルト施工部分の剛性についての研究成果が報告されていますので、ぜひご覧下さい。
『M&Nコイル』の性能や採用メリット、採用事例などが住宅業界専門誌等で取り上げられました。